国内で産学連携活動が急速に進展するなか、東京農工大学においても教職員や卒業生ら522人の出資により、農工大ティー・エル・オー株式会社(農工大TLO)が平成13年10月1日に設立されました。資本金は8,000万円です。
文部科学省、経済産業省は大学等技術移転促進法に基づいてTLOを承認しています。農工大TLOも実施計画について両省と調整を重ね、設立から2ヶ月余り後の平成13年12月10日に24番目の承認を受けました。
平成13年12月には早くも技術移転契約第1号が成立しました。亀山秀雄教授と荏原製作所の共同出願特許「触媒構造体、及びそれを用いたガス燃焼分解装置」を買い取り、環境触媒のエンジニアリング事業を行っているアルキャットに対して、独占的にライセンス(実施許諾)する契約を締結しました。同社はこの技術を利用し、工場などで排出されるVOC(揮発性有機化合物)分解装置の製品化に取り組んでいます。
平成14年7月に経理・労務担当として永井信子アソシエイトが、翌年1月に特許担当として峯ア隆司シニアアソシエイト、10月には技術移転業務担当として木下豊アソシエイトが加わりました。インターンシップ(学生の就業体験)など新規軸も取り入れ、パートも含めスタッフは7人に達しました。
産官学連携・知的財産センターのスタッフとは密接に連携しており、特に展示会の参加には一体となって取り組んでいます。
以下のマッチングファンド予算もあり、平成15年3月末までに21件(PCT出願1件を含む)の特許出願をしました。
農工大の法人化前は、教員から発明の出願依頼を受けると原則月1回開催の取締役会で検討し、了承を得れば、農工大TLOが発明を譲り受けて特許出願していました。農工大の法人化後は、農工大が出願した特許をマーケティングの主な対象としています。
具体的には、特許出願を利用しそうな企業を様々な手法を用いて探索します。興味を持った企業とは、秘密保持契約を締結し、詳細情報の開示から技術移転契約の締結と交渉を進めます。特許出願は当初、年20件から25件程度を想定していました。
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